Improvised Music from Japan / Information in Japanese

お知らせ

10月12日

シカゴの作曲家・バス・クラリネット奏者ジーン・コールマン主宰のシカゴのフェスティヴァル「Sound Field 2002」(10月後半)に大友良英Sachiko M大友良英ニュー・ジャズ・クインテット杉本拓中村としまるが参加。なお、大友、Sachiko M、大友良英ニュー・ジャズ・クインテットはSound Field 2002とAsian American Jazz 2002との共同プロデュースによるイヴェントに出演。

11月7〜16日に中村としまるは米国のショーン・ミーハン(パーカッション)と初の米国ツアーを行う。

OOIOOのYoshimiとHacoは、新ユニット"eaalalab"(エアアララブ)を結成!!! 演奏デビューは11月24日のフェスティヴァル・ビヨンド・イノセンス。

9月26日

Tamaruは杉本圭一(ギター)、大蔵雅彦(アルト・サックス、バス・クラリネットほか)、横川理彦(ヴァイオリン)とバンド「Installing」を結成。そのデビュー 8cm CD(3曲収録)をTamaruの自主レーベル 1050 より10月中旬に発売する。また初ライヴを11月3日(日)東京江古田「Cafe Flying Teapot」(電話:03-5999-7971)で行う。

9月19日

斎藤徹は昨年に引き続き、上智大学で連続講義を受け持つ。日時は9月30日、10月7日、10月21日(いずれも月曜日)の午後5時から6時30分まで。場所は同大学四谷キャンパスの8号館309教室。一般の聴講も 可。

Hacoは8月30日、OBCラジオ大阪『桂九雀のワイワイじゃーなる』にゲスト・コメンテーターとして生出演し、音楽制作とヴュー・マスターズの活動について語った。

大阪市のインターネットマガジン、LOGHacoのインタビューが掲載された。スタジオ・メスカリーナでの取材模様の画像収録。

7月30日

急遽決定 7月31日(水)2 コンサート

開場:午後7時30分、開演:午後8時
トム・チャント (Tom Chant)(サックス)、セイモア・ライト (Seymour Wright)(サックス)、杉本拓(ギター)
ドリンク代(300円〜)のみ
アペル (Appel) 電話:03-5426-2411 東京都世田谷区経堂5-29-20

開場:午後7時30分、開演:午後8時
ミチ:大友良英(エレクトロニクス)、角田亜人(ギター)、植村昌弘(ドラムス)、ゲスト:江崎将史(トランペット)
1,800円+1ドリンク(500円)
ビン・スパーク (Bin Spark) 電話:03-3395-9299 東京都杉並区西荻北3-1-6ハイムノダB1
7月31日、宇波拓率いるバンド「ミチ」に急遽臨時参加することになりました。リーダーの宇波拓が今日盲腸で緊急入院のため、わたしが彼のかわりに彼のコンピュータのパートを手動のエレクトロニクスでやることになりました。幸い盲腸のほうは大事には至らず、ほどなく宇波くんも現場復帰出来そうで一安心。ですが、問題はたった今メンバーの植村昌弘から送られて来たびっしりと指定のある譜面のほうで、東京のニューミュージック・シーンの最右翼と目される宇波くんの不条理きわまりない曲をどこまでわたしが消化できるか、予断を許しません。安請け合いはするもんじゃない(苦笑)(大友良英)

7月10日

View Masters -- The sound collection and observation organization
ヴュー・マスターズ〜現音採集観察学会〜

サウンド・スポッティングの楽しみ:"録ることのポップ学"

このイヴェントは毎年一回、4年連続(2002年〜2005年)で開催されます。
2002年ヴュー・マスターズ・シリーズ第一回


夏期音楽美学講座

制作・技術編 7月22日(月)開講
歴史と批評編 8月6日(火)開講

敬愛する音楽家、プロデューサーその他いろいろの岸野雄一さんがいよいよ本格的に音楽学校を始めます。音楽の学校というと、これまでは大抵演奏の仕方を、それも特定のジャンルのすでに価値の定まった音楽を価値観ごと教え込むってのがほとんどでしたが、そこは岸野さん、根本的なところからの授業を目指して独特の講師陣を集めての 夏季集中講座です。日本の音楽大学もこういうの見習うべきだと思うんすけどねえ…オレがこんなとこで何言っても仕方ねえか。以下に案内が送られてきたので、興味あるかたはぜひどうぞ。まだ定員あるそうです。わたしも8月12,13日に講義やります。(大友良英)

講座概要
私たちが音楽を聴くとき、そこでは一体何が行なわれているのでしょうか? 本講座は、レコードやCDを買い、TVやラジオを通して音楽を聴く、というやり方で音楽を享受してきた人間の視点から決して離れることなく、そうした場所で生まれ育った私たちのもとに届けられる音楽を、徹底的に分析することによって、音楽を聴くという行為が、今まさに持ってしまった未曾有の複雑さを明らかにすることを目的としています。

音楽を自分なりに正しく聴き取ること、本講座では、「音楽とは何か」、「音楽とは一体どうやって作られているのか」といった命題に対して、まず「音楽を聴く」という誰もが行なっている一見単純な作業にまで戻って、受講者それぞれの聴取力を自らに問い直すきっかけとなるように組織し、それをどのように活かすか、どのように音楽に関わっていくかを再発見出来るように編成されています。

本講座は今年度より二つのプログラムに分けられています。
「制作・技術編」は、音楽を作り上げるための実践的な技術を身につけるための講座です。エンジニアリングの初歩からコンピューターを使った今日的な方法、音作りの技術までを知識のみの技術論に傾くことなく、受講生個人に見合った形が発見できるように編成されています。
「歴史と批評編」は、第一線で活躍中の批評家・音楽家による批評的な聴き方を通して、言葉によって音楽を捉えなおす力を身につけるための講座です。

制作・技術編 全14回
講師(50音順)
AMEPHONE、宇都宮泰、大友良英、小沢靖、菊地成孔、近藤祥昭、Zak, 高橋健太郎、松前公高、横川理彦
講義内容
レコーディングングの基礎、聴取のワークショップ、マイク及びレコーダーのセットアップ、アナログシンセの音作り、サンプリングと波形編集、MIDIプログラミング、シーケンス・ソフトとプラグイン、ライブ・オペレーティングの実際、トラックダウンとマスタリング、リミックスにおける倫理観、空間を録る・空気を聴かせる、他

歴史と批評編 全12回
講師(50音順)
大友良英、菊地成孔、岸野雄一、佐々木敦、高橋健太郎、田口史人、中山義雄、平井玄 福島恵一、松山晋也、湯浅学、横川理彦
講義内容
音楽ジャーナリズムの在り方、実践的批評と現場への対応、論考・レビュー・インタビューの分け方、フリーミュージックは音響を扱う・ベイリーからオルークまで、聴取論/ノイズ、テクノロジーの進化と音楽の関係、日本のロック史、ジャンルの越境、地勢と時軸の呪縛から逃れるためにサン・ラを題材とした音楽論の試み、音楽批評文献史、他

映画美学校 夏期音楽美学講座 募集要項
期間
制作・技術編(全14回、7月22日〜8月28日の期間内で)
歴史と批評編(全12回、8月6日〜8月31日の期間内で)
募集人数
各クラスとも40名(先着順につき、定員になり次第締め切ります)
受講料
製作実践編:入学金1万円、授業料5万円(消費税別)
歴史と批評編:入学金1万円、授業料3万円(消費税別)
(映画美学校の講座を受講したこのとある方は入学金が免除になります)

映画美学校はアテネフランセ文化センターとユーロスペースの共同プロジェクトにより映画製作を学ぶ学校として、1997年に開講いたしました。2001年度より開講された音楽美学講座では、音楽に特化した様々なカリキュラムを用意し、現代に則した音楽の批評・製作・実践に対応出来る人材を育成することを目的とし、受講生ひとりひとりの個性と能力に対応したプログラムが組まれています。映画美学校は2000年春NPO(特定非営利活動法人)に認証されました。両団体の引き続くバックアップのもと、今後も開かれた学校としての様々な活動を行なっていきます。

教室:映画美学校・京橋本校内
手続き
申込用紙に必要事項を記入し証明写真2枚 (4cm x 3cm) を同封して下記の住所に郵送又はご持参下さい。受講料のお支払い方法をご連絡いたします。

お問合せ・お申込み
映画美学校 夏期音楽美学講座
〒104-0031 東京都中央区京橋3-1-2片倉ビル1階(地下鉄京橋駅3番出口前 / JR東京駅八重洲南口徒歩5分)
TEL:03-5205-3565(月〜土 12:00〜20:00)


7月2日

スキストサム・ベネット+いとうはるな)新CD「Ellipsis」発売記念無料パーティ(7月21日、東京麻布十番「デラックス」地図」)


5月28日

Hacoが主催するView Masters:現音採集観察学会では、今年7月末から8月にかけて、レクチャー、コンサート、ワークショップの3回シリーズを赤レンガ倉庫にて企画している。詳細未定。イヴェント主催・会場: アーツアポリア事業実行委員会事務局(大阪市港区海岸通1丁目6-1築港赤レンガ倉庫内、tel/fax 06-6599-0170 / http://www.arts-center.gr.jp)。

月刊誌『美術手帖』6月号(特集:サウンド・アート)に伊東篤宏のインタヴュー(ききて:斎藤一典)と、彼の文章が掲載されている。ギャラリーOff Siteの紹介記事も。また、日英語バイリンガル美術ニューズレター『Void Chicken』春号にも伊東のインタヴュー(ききて:畠中実)が掲載。


5月11日

斎藤徹が出演! 5月13〜17日にホスト役を担当する番組『テント2002 公演通りで会いましょう』(NHKのBS-hiで毎週月〜金曜日に午前11時00〜44分に生放送、総合テレビでも毎週月〜金曜日の午後3時10〜44分に再放送)の17日のゲストが久保田安紀(ヴォーカル)と井野信義(ベース)に変更された。14日の沢井一恵がゲストの日には箏奏者8名が出演とのこと。

大友良英Sachiko M中村としまる秋山徹次は、7月後半にオーストラリア・ツアー(大友を除く3名はニュージーランドも)を行う。


4月7日

副島輝人著『日本フリージャズ史』が4月10日、青土社より定価2,800円(税別)で発売される。実際に書店に並ぶのは数日後になりそう。なお、Improvised Music from Japan のCDショップでも販売する予定。

NHKのBS-hiで毎週月〜金曜日、午前11時00〜44分に生放送され、総合テレビでも毎週月〜金曜日、午後3時10〜44分に再放送される番組『テント2002 公演通りで会いましょう』に、斎藤徹が出演! 5月13〜17日にホスト役を担当し、毎日違うゲストとトークを繰り広げる。演奏もするとのこと。ゲストは13日岩下徹、14日沢井一恵、15日川口良仁、16日小林裕児、17日坂田明。


2月27日

副島輝人が自らの体験と多くのミュージシャンとのインタビューを基に、60年代から今日に至る日本フリージャズの歴史を語った本が、遂に4月には青土社より出版されそう。現在、校正の段階まできている。

3月5日および12日に衛星デジタルラジオ放送局「CS-PCMミュージックバード、Jazz 8」の午後11時から1時間放映される明田川荘之「天才アケタ面白ランド」に、斎藤徹がゲスト出演する。


2月21日

斎藤徹は来年2003年、フランスのナンシー近郊で毎年開かれているフェスティヴァル「ミュージック・アクシオン (Musique Action)」への出演が決まっている。


2月14日

1月31日に告知した斎藤徹使用のコントラバスと弓の販売は、めでたく購入者が決まったため終了させていただきます。


2月11日

大友良英から「JAMJAM日記」再開のお知らせ
昨年夏に廃刊になったフリー・ペーパー『TOKYO ATOM』に連載していた「JAMJAM日記」を再びメール・マガジンで始めることにしました。連載終了時は、ほっと一息ついた感じでしたが、なんとなくなくなってみるとさびしかったりして…。で、今度はメール・マガジンの形で、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』から発行することにしました。今回は日記の他に聴取やノイズ、音響に関する連載もできれば…と考えています。発行は不定期ですが、だいたい月1くらいを考えています。登録は次のサイトでお願いします。0000085204 大友良英のJAMJAM日記

昨年秋に米国カリフォルニア州オークランドにあるミルズ・カレッジの修士課程で作曲を学ぶために日本を離れたブレット・ラーナー(箏)が、3月に一時来日し3カ所でライヴを行う。詳しくはコンサート・スケジュールへ。


1月31日

斎藤徹は昨年12月にアムステルダムの楽器屋でコントラバスを購入。楽器屋から「ジルベール」と命名されたこのコントラバスは1885年製の名器。これに伴い、これまで使っていた以下の楽器、弓を売却したいとのこと。
楽器:フランス製、バイオリン型、大変良い状態、豊かな音、特に中音域、1920〜40年頃の作。
弓:モリゾー作、20世紀前半作、フランス製 フレンチスタイル、象牙のフロッシュ!

3月2日(土)に東京、京橋「映画美学校」(電話:03-5205-3565)で、フィリップ・ガレル監督作品『孤高』(主演:ニコ、ジーン・セバーグ)の公開を記念して、大友良英(ターンテーブルまたはギター)、Sachiko M(サインウェイヴ)、杉本拓(ギター)による公開ライヴ・レコーディングが行われる。これは、声も音もストリーすらない、1974年に撮られた映画『孤高』の公開に先立ち、ほとんど上映される機会のなかったこの作品と3人のミュージシャンたちがセッションする試み。この日の録音はCD化され、映画上映時に販売される。録音は秋山徹次とイトケンが担当。


1月16日

昨日他界された井上敬三氏の通夜、告別式の日時と場所が以下のように変更になりました。以下の通りです。

通夜:1月18日午後6時〜7時
告別式:1月19日午前11時〜12時
場所:目黒区 セレモニー目黒(めぐろ区民キャンパス地下1階)
東京都目黒区八雲 1-1-9
電話(当日のみ):03-5701-3777
最寄駅:東横線都立大学駅(北口方面へ出て徒歩7〜8分)


1月15日

1月15日午後3時42分、日本ジャズ/フリージャズ界の長老、井上敬三氏(サックス/クラリネット奏者)が肺ガンで死去した。


Last updated: October 12, 2002